- 朝酒は門田(かどた)を売っても飲め
- 朝酒は一番いい田を売っても飲む価値があるということ。朝酒のうまさを礼賛した言葉。
- 酒が無くて何の己が桜かな
- どんなに綺麗な桜が咲いていたとしても、酒がなければ花見もおもしろいものにはならないう意味。
- 酒三杯は身の薬
- 酒は少量なら薬となるということ。
- 酒に十の徳あり
- 酒には十種の長所がある。百薬の長、寿命を延ばす、旅行に食あり、寒気に衣あり、推参に便あり、憂いを払う玉ぼうき、位なくして貴人に交わる、労を助く、万人和合す、独居の友となる、の十種。
- 酒は憂い(うれい)を掃う(はらう)玉箒(たまほうき)
- 酒に酔えば、心配を忘れることができることから、酒を褒め称えていう言葉。
- 酒はかん(燗)、さかな(肴)は刺し身、酌はたぼ
- 酒はほどよくかんをし、さかなには刺し身を食い、たぼ(美人)の酌で飲むのが最高ということ。
- 酒は詩を釣る色を釣る
- 酒は詩歌を生み、また色情を誘いだすということ。
- 酒は詩を釣る針
- 酒を飲むことによってとてもリラックスができて感性が豊かになり、詩歌も生まれる、引いてはいい事を思いつくということ。
- 酒は天の美禄
- 「美禄」とは本来は良い給与のこと。酒は天からの賜り物だということ。酒をたたえた言葉。
- 酒は百薬の長
- 酒は適当に飲めば薬以上に健康のためになるということ。
- 酒を使う
- 酒の勢いを借りて、気ままにふるまうこと。
- 濁酒(だくしゅ)も茶よりは勝る
- たとえ濁酒(=どぶろく)のような安い酒でも、酔わない茶よりはましだ、ということ。
- 飲まば朝酒、死なば卒中(そっちゅう)
- 酒を飲むなら朝酒が一番うまくて良い、死ぬときは苦しまずに死ねる卒中が良いという意味。
- 花は半開を看、酒は微酔に飲む
- 花は半開の五分咲き程度の時期に観るのがいちばんよい見所であると言えるし、酒はほろ酔い気分位で度を超さない位の分量を飲むのが、適量だということ。
- 酔い醒めの水、下戸(げこ)知らず
- 酔いが醒めたときに飲む水のうまさは、酒の飲めない人には分からないということ。
- 冷酒と親の意見は後できく
- 冷酒と親の意見は、その時はなんとも思わないが、後で効き目が出てくるということ。